映像概論現代映像概論 ―今から、源流へ遡る2年間
2年前期第41回 レイヤー構造(2)

俳優の顔を、CGの顔に移す パフォーマンスキャプチャ

前回の続きで、後半を観ました。今回は、CGのキャラクターの表情に注目しました。

作品データ

作品『アバター』(2009)
表情の作り方俳優の顔の動きを記録し、CGのキャラクターの顔に移す
つながる作品『シン・ゴジラ』(第16回)、『The Last of Us』(第29回)
配信要確認

作品の基本情報は公開情報をもとにしています。配信状況は変わるため、授業前に確認してください。

考察

1. CGの心は、俳優から来る

どれだけCGの技術が進んでも、キャラクターの心を作るのは演技です。CGを作る人は、俳優の演技を受け取り、それを壊さずにCGの顔に移す仕事をしています。

2. レイヤーで言えば「演技の層」

合成カットには、背景、主役、エフェクトの層に加えて、「演技の層」があります。俳優の芝居を記録した層です。この層が弱いと、どれだけ画がきれいでも心が動きません。

3. 3つの作品をつなぐ

『シン・ゴジラ』は怪獣に、『The Last of Us』はゲームの人物に、『アバター』は異星の人々に、人の演技を入れました。同じ発想が、媒体を越えて使われています。

授業の進め方(90分×2コマ)

時間内容
1コマ目 0:00〜0:10前回の振り返り:前半のカーブと予想を読み返す
0:10〜後半を上映
休憩—
2コマ目後半の上映の続き
上映後 20分分析シートを完成させ、前後半を通したテンションカーブを描く
20分ペアでカーブを比べる
20分解説(この記事の考察)
5分引き出しノートに3つ、降ろす欄を記入

授業で投げた問い

  1. 一番心が動いた表情の場面で、何が伝わってきましたか。
  2. その表情が俳優の演技から来ていると知って、見え方は変わりましたか。

参照動画

授業で扱った映像と、理解を深めるための映像です。

参考リンク