映像概論現代映像概論 ―今から、源流へ遡る2年間
1年後期第18回 VFX・合成(3)演習

1カットを、層に戻す 合成カットのレイヤー分解

第16回と第17回で観た2本から合成カットを選び、1カットを層に分解する演習をしました。前期の第1回から使っている分析シートの「レイヤー構造」を、ここで本格的に使います。

この回で考えたこと

1. 層の基本形

合成カットの多くは、遠景(空・背景)、中景(建物・地形)、主役(人物・車・怪獣)、エフェクト(煙・火・破片)、仕上げ(色・光・粒子)の層でできています。まずこの5つで分けてみてください。

2. 本物の層とCGの層を見分ける

『怒りのデス・ロード』は主役の層が本物で、空や背景の層にCGが多い。『シン・ゴジラ』は主役の層がCGで、街の層に本物の素材が多い。どの層が本物かで、作品の性格が分かります。

3. 分解できれば、設計できる

層に分けて書き出せるようになったら、それはもう合成の設計図です。AEの授業で自分のカットを作るとき、この順番で素材を用意すればいい。観ることと作ることは、ここでつながっています。

授業の進め方(90分×2コマ)

時間内容
1コマ目 0:00〜0:20前回までの振り返りと、演習の例を見せる
0:20〜1:30個人ワーク
休憩—
2コマ目 0:00〜0:30ペアで見せ合い、意見をもらう
0:30〜0:50意見をもとに修正
0:50〜1:20数名が発表し、講評
1:20〜1:30次回までに仕上げることを書く

授業で投げた問い

  1. 選んだカットは何層でできていましたか。
  2. その中で、本物の層とCGの層はどれでしたか。

参照動画

授業で扱った映像と、理解を深めるための映像です。

参考リンク